YUKI tour "MEGAPHONIC" 2011


12/08 国立競技場代々木第一体育館




1.JOY
2.勇敢なヴァニラアイスクリーム
3.ビスケット
4.キスをしようよ
5.Wild Ladies
6.ひみつ
7.2人のストーリー
8.笑いとばせ
9.ハローグッバイ
10.Hello!
11.ワンダーライン
12.クライマー・クライマー
13.ランデヴー
14.揺れるスカート
15.マイ・プライヴェート・アイダホ
16.ティンカーベル
17.WAGON
18.鳴いてる怪獣
19.相思相愛
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20.Dear.ママ
21.世界はただ、輝いて(※新曲)
22.集まろう for tomorrow











大興奮の2時間半だった。実にあっという間だった。
代々木に来たのは2年前のPerfumeライブ以来。相変わらず会場も会場前も面積がどでかい。
同じくらいの収容人数が入る横アリは横にも縦にも広いし、見た目がビルだからそこまで奥行きを感じさせないのだけど、
代々木は縦に広い会場なので入った瞬間「うほぉ…」とよくわからないため息が出る、毎回。



今回はアルバムツアーなので新作「megaphonic」を引っさげての全国ツアーであって、代々木はもうファイナル直前。
10月にスタートして以来フォロワーさんも何人か各地の公演に既に赴いていて、評判は概ねというかほとんど良い。
期待してくださいとまで言われてしまってはもう期待以外の何もできないじゃないか!とやりとりを思い出しながら入場。
席に着いてから暇つぶしに全体を見渡してみると若い女の子が多い多い多い多い。
年齢はほとんどわからないけど、なにせYUKIのファンなだけあってお洒落さんがいたるところにいらっしゃった感じ。
そして彼氏彼女で参加してる率が私が今までに見てきたどのライブよりも高い。
それも大人のカップル。そこまでベタベタしてなくて、自然な素振りな感じの。
ということで終始気分が良かった。大きい会場なのに嫌な思い一つせずにいいライブだったな、って思えた。
ノリがとても良かった。みんな最後の方はほとんど飛び跳ねてた。ので私も。笑


演出や感想については書きなぐってると朝を迎えてしまいそうなので割愛。
ちょっとだけ書くとすれば"クライマー・クライマー","揺れるスカート","マイ・プライヴェート・アイダホ"の映像演出が
とても素晴らしかったこと。
揺れるスカートの曲中で"Perfumeの掟"の10人のかしゆかを思い出させるようなダンスパートをうまく入れることによってすごく盛り上がった。
ステージの階段上に突如大きなミラーボールが登場して、それと同時にYUKIのディスコポーズがすごく決まってたのもあるかな。笑
クライマー・クライマーは曲に入る前の映像が、どこかエレクトロニカを感じさせるような音とスローモーションでYUKIがひたすら踊っている映像をシンクロさせたものですごく見入った。
YUKIが着ていたどこまでも広がっていきそうなあの黒いドレス、本物なのかな…?
アイダホは羊みたいな動物が馬に乗ってひたすら荒野を走る映像、という意味深なんだけど唄っているYUKIよりも目がいってしまう不思議なPVみたいなものでした。
曲間にはいる「ハッハッ」の掛け声っぽいところはコーラスの方が合わせてグーパンをしていたので真似してみたけど、リズムの取り方がすごく独特なので会場みんなバラバラだった感じ。それにつられて私もバラバラ。
楽しいけど、サカナクションのネイティブダンサーと同じような感じで合わせるのに必死になっちゃってその間演奏に全く集中できませんでした。苦笑
でもこれらの映像もすべて大きな会場の大きいスクリーンだからこそ映えるのであって、相乗効果のように会場のテンションもどんどん上がっていくし、
今できる最高の音を全力で鳴らしていくYUKIにどんどん引きこまれてくのが自分でも分かった。


YUKI自身といえばとにかく2時間半歌うか喋るか踊ってるかのどれか。
あんな体力いったい体のどこから出てくるんだろう。
声を枯らそうが寝っ転がりながらでも唄う。唄う。唄う。
唄う喜びが爆発したようなエネルギッシュな彼女に終始目が釘付け。
その分時々不安定に見えてしまうこともあったけど、ライブが終わる頃にはそんな不安をバネにしてしまうようなパワフルさに完全にノックアウト。
歌を上手に唄うことだけがライブの素晴らしさではないな、と改めて思ったのでした。


来年でソロデビュー10周年ということでG.W.に東京ドーム公演を敢行するとアンコール明けのMCで発表があり、早速揺らぎ始めている自分。
JAMの解散ライブ以来11年振りに彼女がドームに立つということで来週にも始まる先行予約のことで頭を悩ませつつある…。